寛政3年(1791)4月4日、アメリカの商船レディ・ワシントンとグレイス号の2隻が、紀州の大島樫野浦に寄港した。ペリー提督が来航する62年も前である。 紀州藩の記録では、アメリア船は中国との交易船で、たまたま風浪に遭って… 続きを読む ペリーより早く日本に寄港した米国船があった!
荻悦子詩集より~「終わりの空」
終わりの空 丸い錫の写真立てに 入れておくのは 他人の冬 夢と呼ぶな 幻とも なつかしい なかった聖日 ここではない土地の 雪の降る祝日 椅子に上着を掛けたまま 人はわけもなく人を呼んで なごりの空を眺めに立った 裸木の… 続きを読む 荻悦子詩集より~「終わりの空」
和歌山県の民話・伝説①ひとつダタラ
我が新宮ネットの企画局長である「おっちゃん」こと大石君が熊野新聞(2016/10/29付)に掲載された妖怪の記事1+2を見て新企画を提案してくれました。和歌山大学の中島淳司教授が妖怪、伝承などの研究で熊野を頻繁に訪れてい… 続きを読む 和歌山県の民話・伝説①ひとつダタラ
弁慶は紀州田辺の出身だった?
「判官びいき」という言葉があるように、世に源義経ファンは多い。その義経を語る時に忘れてならないのが武蔵坊弁慶だ。弁慶は、歌舞伎「勧進帳」などでは源義経に付き従う知勇に優れた忠節なる法師として登場する。いったい武蔵坊弁慶と… 続きを読む 弁慶は紀州田辺の出身だった?
世界初の麻酔手術に成功した~華岡青洲
華岡青洲は、那賀郡名手庄西野山村(現紀ノ川市))の医者の家に生まれました。23歳のとき、京都に行きオランダの医学と中国の漢方を学び、中国の華佗という医者が外科手術で痛みをとる麻酔薬を使って多くの人の命を救ったことを知りま… 続きを読む 世界初の麻酔手術に成功した~華岡青洲
漁法と共に紀州から房総に伝わった方言
徳川宗賢・W・Aグロータース編「方言地理学図集 (1976年)」によると、紀州も房総も共通に洗濯をセンダクと濁って発音し、唐辛子をトウガラシ、またはトンガラシと、薬指をベニサシイビまたはベニツケユビと言います。 江戸時代… 続きを読む 漁法と共に紀州から房総に伝わった方言
荻悦子詩集から~「ラベンダーが咲く斜面」
ラベンダーが咲く斜面 ラベンダーが咲き 花の色が広がって行く 草地から突き出た岩が いたる所で花を阻もうとするが ラベンダーの花は斜面を埋めて行く 梨の木が曲がり 桃の木が傾き 切り立った岩だけの稜線が こ… 続きを読む 荻悦子詩集から~「ラベンダーが咲く斜面」
荻悦子詩集より~「石塁」
石塁 不揃いな石塁は むかしの人が積んだ 石は日に晒され 草の斜面に くねくねと連なっている わたしは俊敏な獣だった 羊の脇を駆け抜け いつもは石塁をひと飛びで越える 急な斜面を走り 遥か下方の川を目指す … 続きを読む 荻悦子詩集より~「石塁」
熊野三山と熊野古道
熊野三山とは、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の3つの神社をいう。紀伊山地は神話の時代から神々が鎮まる特別な地域と考えられていた。その結果、山岳修行の舞台となり、山岳霊場とそこに至る参詣道が生まれ、日本の宗教・文… 続きを読む 熊野三山と熊野古道
紀州生まれの知の巨人~南方熊楠
天才か奇人かー。和歌山県が生んだ多くの逸材の中で、南方熊楠ほど評価が大きく分かれる人はいない。世界的な大博物学者、歩く百科事典、日本粘菌学の父、自然環境保護運動のパイオニアと持ち上げる人もいれば、「一風変わった在野の研究… 続きを読む 紀州生まれの知の巨人~南方熊楠