流体 なぜ馬なのか それも白い 疾走する肢体が 薄明のなか 青ざめて見える 濡れた砂に 私が残した旋律 わたしの歌はやがて乾き 砂はうねって丘をつくった だが やさしい稜線 などと なぜ感じるのか 大きく揺れあがる馬の背… 続きを読む 荻悦子詩集~「流体」
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荻悦子詩集より~「祖父の庭・十二月」
祖父の庭・十二月 納屋の 広い土間の隅 鳥の羽根が 紙の上にこんもりとある 触らないのよ 訝しげに言う母の声を遮って 一本だけ ね つやつやした羽根 赤茶色にさまざまな斑点があって 光の具合で色が変わる きれいな一本だけ… 続きを読む 荻悦子詩集より~「祖父の庭・十二月」
荻悦子詩集より~「石塁」
石塁 不揃いな石塁は むかしの人が積んだ 石は日に晒され 草の斜面に くねくねと連なっている わたしは俊敏な獣だった 羊の脇を駆け抜け いつもは石塁をひと飛びで越える 急な斜面を走り 遥か下方の川を目指す … 続きを読む 荻悦子詩集より~「石塁」
荻悦子詩集「樫の火」~熊野新聞で紹介される!
10月7日付の熊野新聞に、詩人荻悦子さんの紹介記事が掲載されました。 ——————————̵… 続きを読む 荻悦子詩集「樫の火」~熊野新聞で紹介される!
荻悦子特集のお知らせ
新宮出身の詩人・荻悦子さんの詩については、これまで折にふれて紹介してきましたが、新宮ネットの読者からもっと知りたい、もっと詩を読みたいとの要望が編集部に届いております。 この度、ご本人の了解を得て、特集を組むことになりま… 続きを読む 荻悦子特集のお知らせ
荻悦子詩集「樫の火」より~「球形の蕾」
ようやく秋らしい気候となってきたようですが、みなさま如何お過ごしでしょうか。秋と言えば読書の秋。新宮の歴史・文化にどっぷりと浸ってみませんか。 新宮高校出身の詩人・荻悦子さんが新しく詩集を出されました。題して、「樫の火」… 続きを読む 荻悦子詩集「樫の火」より~「球形の蕾」
佐藤春夫の著作
佐藤春夫の著作は多様多彩で、詩歌(創作・翻訳)、小説、紀行文、戯曲、評伝、自伝、研究、随筆、評論、童話、民話取材のもの、外国児童文学翻訳・翻案などあらゆるジャンルにわたっています。昭和39年 5月 6日、自宅でラジオ録音… 続きを読む 佐藤春夫の著作